脱毛症にも使われる女性の育毛剤成分「フロジン」とは

フロジンとは緑色の液状の外用薬になり、抜け毛の症状の中でも主に円形脱毛症の治療薬として利用されることが多く、塩化カルプロニウムがフロジンの主成分になっています。塩化カルプロニウムは慢性胃炎や便秘の解消など、消化器官の改善に内服薬で利用される薬ですが、育毛効果が得られるとして脱毛症治療のための外用薬としても使われています。塩化カルプロニウムの発毛効果とは、皮膚の血管拡張を促して血流を改善し、毛乳頭に栄養成分を補給して毛母細胞の働きを活発にしていくもので、育毛の土台となる頭皮の状態を整えてヘアサイクルを正常に導きます。
近年では円形脱毛症の主な原因は免疫機能の影響が大きいと言われていて、通常ならば外部から侵入した細菌やウィルスなどから細胞を守るために行う攻撃が、誤って発毛や育毛のための細胞を破壊してしまい、毛髪の一部が一気に抜けてしまうとされています。円形脱毛症は多くの場合、時間の経過と共に症状は改善していきますが、脱毛箇所が広範囲に及んで目立ってしまったり、症状がなかなか改善せずに長期にわたるような場合には、医師の診察を受けたり治療薬を塗布するなどの適切な対策を採る必要があります。
円形脱毛症の治療に使われるフロジンの入手方法は、クリニックの皮膚科で診察を受けて5%フロジン液を処方してもらう方法と、薬局やドラッグストアなどで販売されている塩化カルプロニウムが1~2%ほど配合されている育毛剤を購入する方法がありますが、皮膚科で処方してもらった方が塩化カルプロニウムの濃度が高く、健康保険も適用になる薬剤なので治療にかかる費用を抑えて入手できます。
フロジンの使い方は、脱毛している患部に対して1日2~3回ほど適量を直接塗布するか、髪全体に振りかけてからマッサージをして育毛効果を得るのですが、利用の際には副作用に注意する必要があり、特に皮膚科で処方された高濃度のフロジンを使う時には、医師の指示に従って使用することが大切になります。
フロジンの副作用には、頭皮が炎症を起こしてしまい、かゆみや腫れ、発疹などが起こり、発汗やほてりなどが現れる場合があるので、このような症状が出てきた時には使用を中止してただちに医師の診察を受けるようにします。フロジンを塗った時には軽く刺激がありますが、これは副作用ではなく薬の特性上少なからず刺激を感じるようになっているので、強いかゆみや赤みなどを伴わない場合には心配はありません。しかし、もともとも肌が弱くて外部からの刺激に敏感だったり普段から頭皮が乾燥気味になっていたりすると、より強く刺激を感じることがあるので、初めて使用する時はいきなり広い範囲には使わないようにして、少しずつ試してみるようにします。
脱毛症の薬選びで難しいのは、症状や原因によってそれぞれ効果の現れる薬剤は違う点になり、育毛剤だからといってすべての症状に効くとは限らないため、まずは脱毛の原因を正しく診断することが重要になります。フロジンは頭皮の血行を促進するという効果が期待できるので、血行不良が原因で毛母細胞に栄養が行き届かずに発毛が阻害されてしまった脱毛症状の改善に役立ちますが、それ以外の原因で脱毛している場合には、フロジンの効果が十分に発揮されないため、薬を使ってもなかなか症状の改善には至らないという結果になってしまいます。
また、円形脱毛症は頭皮の血流以外にも様々な要因から症状が引き起こされるので、睡眠時間やストレスの軽減、食事のバランスなどに気を配り、脱毛症が発生する元を改善しながらフロジンなどの育毛剤で頭皮に対して直接的な治療を施していく方法が症状改善の近道になります。

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